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国宝100、試行公開。

予告どおり、「国宝100」の第1回を公開しました。初回は狩野永徳『洛中洛外図屏風』です。

地元米沢での公開はゴールデンウィーク、そして秋の2回が定例ですが、ちょうど現在公開中ですので、タイミング的にもいいかな、と。京都国立博物館「日蓮と法華の名宝」展では、この作品に先行する歴博甲本『洛中洛外図屏風』が出品中(国立歴史民俗博物館蔵、10/10~25)ですので、見比べてみるのも興味深い経験でしょう。

この『洛中洛外図屏風』とはなにかとご縁が深く、かつて『AERA』で連載していた「ART BIT」では、本作を本歌取りした会田誠『紐育空爆之図』と、オリジナルとを右左に置き合わせて撮影したことがあります。その後、『BRUTUS』国宝特集の際にも撮り下ろしをご許可いただいたり(残念ながら立ち会えませんでしたが)、先日サントリー美術館の展示でも再会したりと、気がつけば毎年のように顔を合わせている作品です。

ブログ上では『ポンツーン』誌上で既発表のもの、また今後『ポンツーン』誌上には掲載しないものを、公開していきたいと考えています。ただ最終的に新書にまとめるものですので、「出しっ放し」というのも憚られます。現状、公開開始から1ヶ月程度で本文非表示とし、タイトルだけリスト的に残していく形にしようかなあ、と。

とりあえずは書きながら、いい形を探りたいと思ってます。国宝マラソン、沿道からのご声援が頼りですので、どうぞよろしくお願いします。ドリンクの差し入れなど、心待ちにしております。ぺこり。

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