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川井鍼灸院に行ってきた。

知人の激働女性たちからモーレツな「詳しく教えろ」プレッシャーを感じるので、さっくり川井鍼灸院レポをアップしておきます。

村上隆さんのツイートを読んでいる方はご存知の通り、村上さんが頼りにする〝ゴッドハンド鍼灸師〟が六本木で開業されていると知り、ちょうど締切ラッシュが一段落したこともあって、連絡を取ってみました。

普段ツイッターで体の不調のことは書きませんが、この場合は書かないと具体性に欠けるのでちょっとだけ。

腰痛は書き仕事をする人間の職業病のようなものですが、私の場合は高校時代にぎっくり腰を発症して以来の付き合い。ぎっくり腰もクセになると言い、気をつけていても数年に一度は「やっちゃった」ということに。今年前半にも軽めのぎっくり腰を再発、地獄のように忙しいタイミングだったので、1回だけ近所の整形外科へ行って痛み止めの注射で散らしてその場をしのぎ、あとは騙し騙しで11月までしのいできたわけです。

もうひとつは自律神経系。この数年は連日膨大な締切を抱え、綱渡りのスケジュールをこなすことへの巨大なプレッシャーを背負いつつ、「オフ」が3ヶ月に1日しかなかったとか、2時間睡眠が1週間続いたとか、6時間睡眠は週に1回取れればいい方とか(平均4時間)、毎日床の上での仮眠が続き気がついたら3日以上ベッドで寝てなかったとかいうような状態が続いていたため(まとめて書くとスゴいな…)、明らかに自律神経失調系の症状が頻発していました。

中でも大きいのが、微熱が下がらない問題。これまで平熱は36.5度くらいだったのが、この3〜4年ほどは恒常的に37.2〜3度あり、たまーに8時間眠るチャンスがあると、翌朝は36.8度くらいまで下がり、また仕事を始めると上がる、という繰り返し。

加えてストレートネックもあるわ、痛い場所があってもアトピー体質なので湿布を貼るとかぶれるわで、もうズタボロ。

そんなこんなで川井鍼灸院に予約の電話を入れ、19日午後に初訪問。

六本木の明治屋からちょっと入ったところにある古いマンションの一室に、川井鍼灸院はあります。政治家や実業家など、VIP顧客も大勢抱える〝ゴッドハンド鍼灸師〟ながら、内装はタイヘン質素。しゃれっ気はありません。予約担当でもある長谷川さんという感じのいい年配の女性が受付をしてくれます。

カーテンで区切られた個別の施術室へ案内され、スタッフの若い女性が不調のあらましを聞き取ります。私も鍼灸が治療の対象とするかどうかわからないものまで(なにしろ私は鍼灸初体験なので)、ありったけの不調を列挙。もちろん「一番気になるところは?」とのお尋ねもありますので、主訴は腰痛、ということに。それをまとめた問診票を、スタッフの女性が院長の川井さんにまとめて伝えます。

着替えて治療台にうつぶせになって寝ていると、院長の川井さんがやってきます。脈をとり、もう一度こちらの不調についてざっくり話を聞き、触診すると、「今日は腰と頸椎、自律神経の治療をしましょう」ということに。スタッフの女性に「腰の○○から○○まで20打って、あとは自分がやるから」と指示。小学生にも使うような細い鍼を使用する旨、説明してもらいます。どの太さの鍼を使うかは、鍼灸の治療経験や、体質によって決定する模様。川井院長いわく、「あなたは村上さんと同じで気の通りのいい、水みたいな身体だから細い鍼で十分。鍼の刺激は電気と同じだから、通電する人は細い鍼でいいの。ゴムみたいな身体の人は太い鍼じゃないとダメだけどね」という主旨の説明でした。

で、まずは女性スタッフの手で消毒後、鍼を打ってもらいます。鍼初体験。一瞬「ちく? ってした?」と感じるくらいで、痛みはほとんどありません。ツボに入ると、強い、ずどーん、という圧迫感が。この日、腰の痛みそのものは右半身側に出ていたのですが、鍼による刺激はなぜか左側に強く感じるのも不思議。

20本打ってもらったところで院長と交代し、さらに10本。ずどーん、ずどーん。「これは電気と同じだから」「ショック」「ビッグショック!」など、オモシロ話をしつつ、鍼を打ち終わると、「体調悪くないですね?」と確認し、(たぶんここが他の鍼灸師と違う部分なのだと思われ)「じゃあそのまま動いてみてください!」。なぬ。

女性スタッフに指示を残し、院長が退場すると、起き上がって治療台の上で四つん這いになり、足を交互に前後に(腕の方へ)動かします。痛いわけじゃないのですが、ずどーん、という圧迫感を感じたまま動くのは結構難儀です。「がんばってくださーい、今度は左膝を前に出して」。左右4回ずつ足を動かしたら、今度は再び横になり、うつぶせから横向きに寝返りを打つ。これも左右4回ずつ。なんというか、足裏にドッと汗をかく感じです…。

そこまでやって、鍼を抜きます。抜く時もずどーん、という圧迫感アゲイン。

抜いた後を消毒し、今度は自律神経系の調整ということで仰向けになり、額に(!)1本鍼を打ち、そのまましばらく休憩。というか、眠ってしまいました…。鍼の効果なのか、慢性の寝不足のせいかはよくわからず。

再び院長登場。額の鍼を抜くと、今度は「捻挫したような状態」のストレートネックと、そこから来る肩凝りその他を治療するために、頸椎に鍼を打っていきます。これは院長だけしかできないワザらしく、位置を慎重に確認しつつ、手ずから打っていきます。これまた強烈な圧迫感@頸椎。何本打ったのか確認しようという取材根性はこの時点ではもはや失われており、ひたすらされるがまま。

打ち終わると、やはりゆっくり首を動かします。これは院長が手を添えて、首を傾けたり回したり。それから鍼を抜きますが、これもずどーん、の連発。痛いのとは違うのですが、なんというか、キツいです。

腰も首も、長年の酷使でガチガチに固まっていること、また椎骨の間隔が狭まっているのを緩和していくために、7〜8回通った方がいいとの見立て。自律神経の不調もその治療の中で回復していくでしょう、とのことでした。

治療終了の時点で腰の痛みは確かに払拭されていましたが、「全身がウソみたいに軽い!」とかいうことはありません(笑)。初めての鍼体験の緊張やショックもあるでしょう。

で、着替えて、洗面所にいったときに鏡を見てびっくりしたのです。「く、黒目が大きくなってる…」って。今朝はもう、通常サイズに戻ってますが(笑)。

効果は実感できたので、その日すぐ次回の治療を予約。腰痛は明らかに良くなっています。ここしばらく、座って原稿を書く→立ち上がる、という動作がスムーズにできなかったのですが(情けない…)、はっきり改善されています。

頸椎はまだよくわからず。むしろ肩凝りが顕在化しているような気も(笑)。治療を続けることでこれがスッキリ片付いてくれると、ありがたいのですが。さらに体温が平常化されたことが、個人的には一番ありがたかったかも。現在36.8度。微熱があるからといって具体的に困ることがあるわけではないのですが、やっぱり常に「不調感」を意識しているのはイヤなものなので。

いずれにしても、今年の12月は数年来の不調を一掃すべく、身体のメンテ月間にあてるつもりだったので、結果オーライです。しばらく通ってみて、また結果をご報告します。

初診代(専用鍼代)1万円、治療費1回1万5千円(村上割引2千円)+消費税で、決して手軽な値段とは言えませんが、取りあえずは「健康と時間は金で買うしかない」生活なので、車検のようなものと割り切って治療に努めたいと思います。

川井鍼灸院
東京都港区六本木7-17-22 秀和六本木レジデンス211号
月~金       朝九時~夜六時(最終受付)
土       朝九時~夜五時(最終受付)
休診日       日曜・祭日

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杉本博司邸忘年会。

白金の杉本博司&小柳敦子邸で忘年会。


こちらに客を招いて杉本氏が料理の腕をふるう「割烹杉本」は有名だけれど、おそらくこの3年ほどの「最多お相伴賞」は、間違いなくワタクシであろう(笑)。もともと超がつく非社交人格で、パーティなどにほとんど顔を出さない当方にとって、杉本小柳両氏はリラックスしてつきあえる極少数の貴重な知己なのだ。その年内最終営業(?)にお招きいただいたので、いそいそ伺った。

Karaage
河豚のから揚げ。

Kaisen
完成度の高まった海鮮リゾット。

杉本さんにとっても気楽な相手なので、ことさら奇を衒わない定番メニュー。アペリティフにタラモペーストのカナッペ、生ハム、蚕豆。メインは河豚のから揚げに、タラバガニを奢った土鍋で作る海鮮リゾット。食後は持参した和菓子。美味しゅうございました。ごちそうさま。

「割烹杉本」は新しく入手した古美術のお披露目を兼ねていることが多いのだが、今回は表具を一新した「春日曼荼羅」をご披露いただく。奈良では今年も恙なくおん祭が斎行されたようで、来るべき新年を前に、御正体を掲げた神鹿がまことにつきづきしい。

Kasuga


さらに高松宮殿下記念世界文化賞受賞時の記念写真や、賞状なども本邦初公開。賞状を納めた革製のケースはエルメス・プレゼンツ。最高の職人の手になるものと聞くが、持ち帰る時にエルメスの紙袋に入れられてくるのが可笑しい。商品じゃないんだから。

Jusyo

「人類不滅の財産である芸術の創造者」!

Kinen1
今年度の受賞者たちの集合写真。

Kinen2
常陸宮殿下と歓談(笑)する杉本氏。

Kinen3
常陸宮殿下からの授与の瞬間。右端に参列している歴代受賞者の中に「赤い人」がいる。もしやこの方は…。

Nafuda
名札も持って帰って来ちゃいました。ああ、ザハのまで…。ま、記念ですから。皇室ファンですから。高校球児が持ち帰る、甲子園の砂みたいなもの。

そしてここではまだ詳細を書くことも、画像を公開することもできないのだが、杉本氏の新たな●●●●●が、●●●●●●! 皆さま、ぜひご期待下さい。情報解禁になったら、真っ先に画像付きでお知らせします。

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御礼。

10月半ばから始めたよちよち歩きのブログですが、おかげさまで累計1万アクセスを超えました。ご愛読に心から感謝申し上げます。

来年1月20日発売予定の『CREA Traveller』初の国内特集、「最上級の京都(仮)」を筆頭に、『Casa BRUTUS』、『和樂』、『考える人』、『ミセス』、『ポンツーン』各誌での連載、『BRUTUS』での単発記事など、年内も締切山積ではありますが、なるべく頻繁に更新できるよう努力して参りますので、どうぞ今後ともよろしくおつきあい下さいませ。

東雲堂主人 拝

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ひたすら入稿中…。

現在絶賛入稿中につき、ブログ更新まで手が回りません。

日本デザインコミッティー主催の展覧会(+書籍)「椀一式」についてや、お手伝いしている日本料理店「青草窠」のことなど(ミシュラン2ッ星取得。混まないでほしい…)、ネタも溜まっており、美味しいうちにお出ししたいとは思っているのですが。取りあえず、19日夜〜20日にかけて更新の予定です。

現況はTwitterにてご報告しています。
http://twitter.com/hashimoto_tokyo

東雲堂主人 拝

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金曜日は「来ん」曜日。

ロケ、原稿、ロケ、原稿、原稿、ロケの毎日につき、ブログを更新している暇がない。Twitterにぼちぼち近況報告するのが精一杯。しかし今日、醍醐寺さんで聞いた話は皆さまの役に立ちそうなので、ブログにアップしておく。

それが京都土産物業者に伝わる箴言、「金曜日は『来ん』曜日」である。

仕事では週末に京都を訪れることはほとんどないのだが、世の中的には当然週末の人出が最大となる。

先週が修学旅行のピーク、来週が紅葉見物のピークということで、今週はやや落ち着き気味の京都だが、金曜日の醍醐寺はひっそりしていた。お寺の方の話では、金曜夜に移動し、土日月と仕事を休んで観光するパターンが最も多い、とのこと。だから金曜の日中は人出が少なく(=「来ん」曜日)、観光の穴場タイムなのだ、という理屈だった。

私にとって月曜は美術館の休館日だから旅行の日程からは外す、という考え方なのだが、確かにお寺であれば年中無休で開いている。土日月は十分あり、なのかも。

というわけで、この秋京都観光のご予定がある方は、あえて空いている(可能性のある)金曜に賭けてみるのもいいかもね、という「京都コンフィデンシャル」でした。

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